ちゆき
今回ご紹介するのは料理本。著者の印度カリー子さんは「ヒルナンデス!」などメジャーなテレビ番組にも登場されているので、ご存じの方も多いかもしれません。
今年の3月に東京大学大学院の修士課程を卒業されましたが、それまでは学業とスパイスにかかわるいろんな活動を併行されていたので、まずそのバイタリティーに驚きます。
ご自身で考案した初心者向けのスパイスのセットやカレー、調理器具の販売。テレビやラジオへの出演。そして本の執筆。うーん、素直にすごい。
この「おもくない!ふとらない!スパイスとカレー入門」はカリー子さんが初めて出版された本です。私がスパイスカレーにハマり、この本を欲しがってくれているのを知った母が買ってくれたのですが、料理本を自分のものとして入手するのは約10年ぶりだと思います。
節約するのが当たり前になっていたところもあるけれど、今ってネットで検索すればいくらでも美味しくて簡単なレシピが出てきます。本を買うのももちろん良いけれど、その都度使いたい食材や食べたいものをググれば十分な量の情報にいきつける。だからあまり料理本が欲しいと思いませんでした。
でもこの本は欲しくて欲しくて。なぜならカリー子さんのスパイスカレーは本当に簡単で美味しくて、しかも体にも良いときた。カリー子さんのことはママ友から聞いて知りました。カレー粉ではない3つのスパイス(ターメリック、クミン、コリアンダー)を使い、グレイビーというペーストのようなものさえ作って冷凍しておけば思い立ったときにすぐに美味しいカレーができる、と。
元からインドカレーが好きで、夫が一時期添加物を好まなかったこともあって市販のルーではなくカレー粉でカレー作りをしていた私は早速試してみました。(夫の添加物嫌いはすぐにどこかに行き、平気でポテトチップスとか食べてます)
スパイス以外はどれもなじみのある食材、たとえば玉ねぎやトマト、にんにくやしょうがで家で作ったとは思えないカレーが完成!それからは毎週のようにカリー子さんのグレイビーを使ってカレーを作っています。
私は職場の先輩にも「こども舌」とからかわれるくらい辛いのが苦手。カリー子さんのカレーは好みで辛味を加えることもできますが、そのままであれば我が家の4歳の息子のガツガツ食べてくれます。夫も9歳の娘も「美味しい!」「ママのカレーは別格!」なんて言ってくれたりするので、カリー子さん様様です。
スパイスはそれぞれに健康に良い効能もあるらしく、まだまだ詳しいといえるほどではないのですが、そのこともあってもっとスパイスカレーが大好きになりました。スパイ スってスーパーや100均でも意外といろんな種類が売られています。
カリー子さんは計10冊の本(2年ちょっとの間に!)を出版されているのですが、この「スパイスとカレー入門」は初めて出版された本だけあって、スパイスカレーに興味があっていろんな種類のものを作ってみたい!という方におすすめです。
お肉、魚介、野菜のカレーのほかに副菜となるようなおかずやデザートのレシピも載っています。個人的には「マカラルカレー」という鯖のカレーが好きです。
※ちなみに保存用のペーストとしての「グレイビー」の作り方はこの本には載っていませんでした…こんなに熱く語っておいて致命的。かわりにカリー子さんのホームぺージにあった、グレイビーの作り方がわかるページのURLを貼っておきます。
https://indocurryko.net/2021/03/06/kihon/
本の紹介というより、カリー子さんのカレーがいかに素晴らしくて美味しくて、私が大好きで日々お世話になっているかの文章になってしまいました。他の本も読んでいるのでまた紹介したいと思います。
ぜひ一度カリー子さんのカレーを試してみてください。おうちでの食事が豊かになること間違いなしです。